海外での Roaming(ローミング)通信    最終更新 98/04/30

補足: この記事は のびた さんから 7/11 にいただいた原稿を元に掲載しました。
    諸事情にて掲載が遅れてしまいました。ごめんなさい。 m(_._)m  (97/09/21)
補足: 内容を更新しました。(98/04/30)

Mobile Gear は MC-MK12 になってからインターネットへのppp接続(ダイアルアップ
接続)が可能になりました。これで BIGLOBE(PC-VAN)や NIFTY SERVEへ転送せずに
直接インターネット電子メールのやり取りが出来る他、テキストwwwブラウザでの
www Surf が Mobile Gearで可能になった訳です。
MC-MK22、MK32 では当然ながらこの機能が引き継がれています。

さてインターネット電子メールを使う場合、 Roaming (ローミング) と言うサービス
を利用することも可能です。

「 Roaming 」とは、Mobile Gearの内蔵英和辞書によれば

        「 roam : さまよう、歩きまわる 」

と言うことですが、

   元々契約している ISP (インターネット サービス プロバイダ)とは
   別の ISP のアクセスポイントを使ってインターネットに接続し、
   そこから wwwSurf したり、元々の ISP に持っている電子メールを
   読み書きすることが出来る様にするサービス

を言う様です。

Roamingサービスの有無・情報は契約されている ISPにご連絡の上入手しましょう!

因みに私は海外出張が非常に多い訳ですが、元々契約している BIGLOBE のアク
セスポイントは日本国内にしか有りません。www Surfしたりインターネット電子メール
を利用するのに海外から日本のアクセスポイントを国際電話で呼ぶのは経済的では
有りません。

ここで Roamingサービス が活きてきます。

BIGLOBE には現在二つの Roamingサービスが有ります。
(   http://www.meshnet.or.jp/mesh/roaming/  )

Type A と Type B の二つです。

Type A は現在、韓国、中国、台湾、香港、シンガポール、タイの ISP と契約して
Roamingを実施しているとのことです。

私が台湾へ出張した際を例に取って説明しましょう!

出張前に BIGLOBE の Roamingサービスに加入している必要が有ります。
台湾での Roamingサービスを受けると、台湾の ISPのアクセスポイント、DNS など
の情報が BIGLOBEから教えられて来ました!これによれば BIGLOBEの台湾での
Roamingの相手は中華電信(Chunghua Telecom)だそうで台北にアクセスポイントが
有ります。私の出張は台北が殆どなのでOk!です。


さて Mobile Gearの通信設定を行いましょう!

通信設定画面で「ホスト選択(f・8)で「インタネット」を選び、適当な名前を
付けます。(下図参照)


   

この画面での「 ID名 」は元々の ISPでのID名です。私の場合には BIGLOBEの
「のびた」の IDです。この IDを設定すると中のダイアログでパスワードを設定
しますが、このパスワードも元々の ISPである BIGLOBEのものを設定します。

接続先設定(標準設定)画面の電話番号・DNSは BIGLOBEから連絡を受けた 中華電信
のものを入力します。一方「メール関連」は自分の Home ISP(この場合BIGLOBE)の
ものを入力します。(下図参照)


   

 《 注意 》
     Type A の Roamingでは台湾に限らず、受信は問題有りませんが、
     送信の場合、元々の BIGLOBEの電子メールアカウントでは無く、
     「 〜@roam.biglobe.ne.jp 」を設定する必要が有ります。

     この為この「メール関連」の SMTPサーバを「 roam.biglobe.ne.jp 」に
     しています。

     Mobile Gearのインターネット電子メールでは「 Reply to: 」の指定が
     出来ません。従って、「 〜@roam.biglobe.ne.jp 」で送信したメール
     に受信者がそのまま返信指定すると、元々のメールアカウントへ
     は送信されない訳ですが、それはBIGLOBEのサーバ側で転送してくれてい
     る様です。但し、σ(^_^;)の場合には、送信するメールに
        「 返信は『 nobita@mtb.biglobe.ne.jp 』に送って下さい 」
     の旨を注記する様にしています。


次にf・3を押して、拡張設定を行いましょう!

認証方式指定は「PAP」を指定し、ログイン名とパスワードは Roaming先(この場合
は中華電信)のものが BIGLOBEから連絡されますのでそれを設定します。
拡張 DNS指定はもし連絡を受けたら入力しましょう。連絡されていなければ必要は
有りません。その他は特に設定の必要は無い筈です。

さてこれで終わりです。Roamingの場合、元々の ISP (Home ISP)の ID/パスワード
と Roaming先の ID/パスワードを指定する個所を間違わなければ、それほど複雑で
は無いと思います。

インターネットの Roamingでの電子メールの設定も是非日本を出発する前に行い、
国際電話を掛けて設定の確認をしておくことをお勧めします。


Type AのRoamingは 韓国 でも有効で、DACOMのアクセスポイントを使うことが
可能です。但し、認証方式が異なる様で、ログインスクリプトが必要な様です。
このあたりについては 次ページの「海外Roaming通信・<韓国>編」 で、
もう少し詳しく紹介します。


BIGLOBE の Type B の Roamingサービスに関しては、当該のHome Page
(  http://www.meshnet.or.jp/mesh/roaming/type-b/index.html  )
を参照すれば設定出来る様になっている様です。



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